大森 鮎 オフィシャルサイト Ayu Omori Official Site

サグラダファミリアへは、
もちろん何度も訪ねていたのですが、
言わずと知れた進行中の建築物なので
どこまで変化しているのか実際みてみたくて行ってきました。

まず、入るのに予約が必要とは噂で知っていたので
前日オフィシャルサイトから予約しました。
オフシーズンなのですぐに予約できたけど
オンシーズンは予約もなかなか取れないそうですね。

予約した時間通りに行かないと
追加で料金を取られるなども、噂で聞いていたので
早起きしてがんばって10分前に到着。
まず驚いたのは、入り口で空港並みに持ち物のセキュリティチェックがあること。
今のご時世、確かに必要ですね。

そして中へ。
もう私が知ってるものとは全く別物の世界が広がっていました。
テレビや動画などでも観ていたので驚くことはなかったですが、
ほぼ完成しているし、あとはまた修復もまた必要なのかもしれません。

せっかくなので、塔へも登りました。
バルセロナの街が一望できます。
美しい碁盤の目が広がっています。

新しい塔もできているけど、
ずっと昔から、とても好きな彫刻があって、
それにまた出会えたこと、またここに戻って来れたことをしみじみかみしめました。

初めて、バルセロナに来たのはもう30年近く前です。
サグラダファミリアを目指して
最寄りのメトロから降り立ったと同時に、視界にそびえ立つサグラダファミリアに
涙がこぼれたのを今でもはっきり覚えています。

サグラダファミリアを見るといつもそのことを思い出すのですが、
今回の再訪で、あの時込み上げた涙について考えました。
憧れたサグラダファミリアを観た感動ももちろんだけど

不安でいっぱいだった気持ちで
きっと、ここまで一人、自分の脚でなんとかたどり着けたこと、
その感動というか、胸がいっぱいになったんだろうなと思いました。

そういう経験を積んでこれたこと、
自分の人生にとって、かけがえのない時間だったと今振り返っても思います。

今回は、そんな自分が歩んだバルセロナでの日々の
ひとつひとつの感情を振り返る旅になりそうです。