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原子力発電について
2012.08.06|
- 日々のつぶやき
8月6日の今日、ふるさとを想い、
「核」というものの使い方について考えます。
福島での原子力発電所の事故が起きて、たくさんの意見や行動が飛び交う中、
私もちゃんと自分の言葉で、自分なりの意見を言うべきだと思っていました。
周りには、この問題をモチーフにする活動家のようなアーティストや人も増えたり、
FacebookやTwitterなどでは、日々秒刻みで情報が更新されていますが、
私はそれらの情報や、人が唱えること、真実か否か、なんの確証も得られず、
何より自分の知識のなさから、容易なコメントや判断ができずにいました。
でも、今日という日、何かしら自分の考えを書いてみようと思います。
私は正直な気持ち、原子力というものが、いっそ世の中から無くなってしまえば、
簡単なのかもしれないなとは思っています。
ただ、「原発反対!再稼働反対!」と声をあげるに、とても違和感を感じます。
この50年くらいの間、日本の電気を安定して供給し、
産業を支え、経済を発展させてきたこと、
原子力発電を、過去の国民が結果的に選択した事だといえばそうかもしれませんが、
生まれて今まで、疑いもせず、これだけ何不自由のない豊かな時代を生きた私は、
この生活の中で今のすべての価値観は植え付けられて、幸せに生きてきました。<
また、多くの人々が原子力発電に関わり、働いて、それにまつわる仕事で
地域が潤い、多くの家族が生活してきたのも事実です。
しかし、今回の事故後、近隣の地域では、報道はされていないけども、
身体的異常を訴える子供たちが、今だたくさんいるんだと、
その地域に住む友人から聞きました。
子供たち・今から生まれてくる生命に、その様な危険を腹んだものを
残していくべきではないとは、心から思ってます。
ただ、これだけ大きな問題を解決するには、
将来・未来の設計図を描き、少なくとも数十年という期間をかけ、
たくさんも問題と折り合いをつける必要があると考えています。
時間をかけて、自然エネルギーの割合を増やし、核エネルギーの割合を減らしていく。
私は、原子力発電をゼロにすること、再稼働しないということ、
それを今すぐに求める運動には参加しないつもりです。
すべてのものは、使い方、そしてそれを安全に使うための技術を研究することで、
よりよいものになる可能性を持っているとも思います。
これからも、考え続け、自分の意思や意見に行動に責任を持って、過ごしていきます。