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ずっと前の自分の街

2008.07.27|

  • 日々のつぶやき

数日前、原爆投下以前の広島の街の姿を映した映像が見つかったと
テレビで知らせていました。
その映像の一部をその番組で見ることができました。

原爆投下後の、焼け野原の広島の街は、
写真や映像、映画やアニメーションで見慣れている気がしていましたが、
それ以前の街の映像は、見た事がなかったかもしれないと、
とても興味深く食い入るように映像を見ました。

そこに映っていた広島は、
とても活気あふれていて、キラキラしていました。
人々の表情もはつらつと、また生き生きして活動的な街でした。

原爆で倒壊しなかった、今でも残る自分の知っている建物が映し出されると、
その活気づいた街が、
まぎれもない自分の住み慣れた広島の街なんだと確認しながらも、
なんとなく不思議な、新鮮な感覚になりました。

こういう広島の姿を見たのは、初めてだったんだなぁと。

自分が生まれ育った街が、
ずっと昔も今の様に、むしろ今よりもっと生き生きしていた事が、
とてもうれしかったし、
そこに映る、街歩く広島市民に郷土愛や尊敬を持ちました。
確かに、これから起こる恐ろしい出来事を知らない人々なんだと、
この中のたくさんの人々は死んでしまったのかとも、頭をよぎったけども、
それよりもやはり、輝いている人々や、街がとても美しかったです。

普段、自分が感じている以上に、自分は広島人なんだと、
強く感じられる映像でした。

広島は「原爆」「平和」そればっかりじゃないかと、
うんざりだと感じた時もありましたが、

今年の8月6日も、自分なりに大切にすごそうと思っています。