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ヴェネチアビエンナーレ

2007.06.19|

  • 日々のつぶやき



ヴェネチアビエンナーレにて感じたこと。
忘れないうちに書きとめておきます。
そして私個人の感想にとどめます。

ルーマニアの展示会場の、
すさんだ雰囲気に強く思う事がありました。

各国 通して、戦争やテロに対しての作品がとても多いのは、
今の現実社会の現状から自然な流れとして、とらえていましたが、
ルーマニア館に、足を踏み入れた時、
現在バルセロナ在住のルーマニア人の友人から、
ルーマニアの社会情勢について
少し聞かされた事があり、
彼は「自分の故郷はスペインで、もうルーマニアに帰る事はない、
行くとしても旅行者としてだよ」と
言っていたのが、ふと頭にうかびました。

私は日本に生まれ、日本の国籍を持っていますが、
彼の言った様な事を考えた事もなかった私には、
とてもショックな一言でした。

ただ、どこに生まれたのがいいとか、そういう問題ではなく、
友人からのその一言によって、
作品の見方が180度かわってしまうという事を体感し、
知るべきことの多さを痛感しました。

さて、ようやくバルセロナのスタジオにて手を動かし始めました。
次はここのスタジオについて、書いてみます。