BLOG

早描き大会

2006.08.21|

  • 制作日記



土曜日に、村の祭りの一環で『pintura rapida』がありました。
写生大会のようなものなのですが、時間制限があって
朝8時~昼2時まで。朝8時の段階で真っ白なキャンバスに
スタンプが押され、大会がスタートします。
展示後には販売もされるし、審査され賞金も与えられます。

それぞれ絵描き(地元のアマチュアがほとんど)が、
スキな村の風景を描くわけですが、
モチーフは自由なのに、なぜか全員風景を描くんです。
だから賞金目当てに早描きが得意な風景画のプロも
いそいそ村にやって来ている。

みんなそろって風景を描くっていう習慣がつまらないと、
私はブツブツ言いいながら、村の伝統的なお菓子の絵を
描きたいと懇願しましたが、みなの複雑な表情を見て
結局風景を描きました。。。主張弱いなぁ~私。

村の小さな写生大会でしょーっと余裕こいて、
前夜朝4時までスタジオのアーティスト達と、飲んでましたが、

やってみたら、描けない!!
風景画にも早描きにも慣れてない私は、
半ばパニック状態に陥りつつ、ジタバタしながら
なんとか形にはなりました。がやっぱり時間が足りなかった・・。

時間に制限をつけるってのは、、どうなんだろう。
まぁ一つの遊びみたいなもんですが、
いい絵は生まれないですよねえ?
とかって、ブツブツ審査員に言っていると、
来年から考え方を変えて行くつもりだ。とのこと。

でもくやしい!リベンジだ!
次は甘くみないぞ!構図も練りにねってやる!!
と、意味の分からない心境になった、絵画コンクールでした。